渋谷のシアター・イメージフォーラムで映画ニーチェの馬を観てきました。
上映時間154分 吹きすさぶ風、ほとんど会話の無い父と娘、疲れ果てた馬、そしてジャガイモ・・・とにかく印象に残ったのはこれだけです。一般的に映画はエンターテインメント、所謂・娯楽という認識を持っていたのだが、この映画は全く違います。その対極に位置すると言ってもいいだろう。
はっきり言って、全く笑える場面などないし、誤解を恐れずに一言で表せばひたすら退屈で暗い映画ということになるか。
154分と長い上映時間、殆ど変化の無い展開、しかし、退屈でありながら退屈でないという不思議な感覚に襲われたのは何故か?
世捨て人のような父だが、実は、生への執着は凄い「食べなければならない」というシンプルすぎる台詞。ひたすら、ジャガイモだけを食べ続ける毎日。
昔「くうねるあそぶ」という言葉が流行ったが、この映画は「くうねる」だけ! 一切の虚飾を剥ぎ取った画面から、逆に人間の生活の本質、生きることの根源的なことを問われているような気がしたからなのか。
とにかく不思議な映画でした。
渋谷なんて縁が無いんで久々でしたが・・・渋谷駅東口から青山学院方向へ歩いていくと、スタバがあって、その路地を入った所にありました。所謂ミニシアターです。
全国順次ロードショーとのことです。興味のある方は是非!
http://bitters.co.jp/uma/
次は同劇場で4月公開の誰も知らない基地のことを見る予定です。
というか既に1,200円で前売り券購入済み(笑)。
応援クリック 宜しくお願い致します。東京情報関係のブログがいろいろあります。

にほんブログ村

ラベル:ニーチェ